Intersite Messaging サービスって聞いたことありますか?
このサービスはワークグループ環境とドメインメンバー環境では無効になっておりますが、ドメインコントローラーに昇格した時点で有効となります。
Intersite Messaging サービスはサイト間の Active Directory データベースの複製で、サイトリンクで SMTP を利用する場合に使用されます。
このサービス、正常に起動するためにはある条件がございます。
それが、ネットワークの初期化が完了してから Intersite Messaging サービスの起動するという点です。
もし、ネットワークの初期化が完了しないうちに Intersite Messaging サービスの起動が実施されますと、サービスの起動に失敗し、システムイベントに ID : 7023 が記録されます。
ネットワークの初期化に時間を要する要因としては、NIC ドライバー (チーミング ドライバー) の影響や動的に IP アドレスを取得していることが挙げられますが、環境に依存しますので、発生する条件などは明確にはありません。
あくまでも、Intersite Messaging サービスが起動するタイミングとネットワークの初期化にかかる時間に依存します。
対処策といたしましては、Intersite Messaging サービスのスタートアップの種類を「自動」ではなく、「自動 (遅延開始)」に設定いただくことをご依頼しております。
-手順
1. [スタート] – [Windows 管理ツール] – [サービス] をクリックします。
2. [Intersite Messaging] サービスを右クリックし、プロパティから [スタートアップの種類] を [自動 (遅延開始)] を選択し、[OK] をクリックします。
通常より 2 分ほど遅延してサービスが起動しますので Intersite Messaging サービスの停止が発生する抑制することが期待できます。