Quantcast
Channel: Ask the Network & AD Support Team
Viewing all articles
Browse latest Browse all 186

OS 標準 NIC チーミング (LBFO : Load Balancing and Failover) 構成時の動作について

$
0
0

皆様、こんにちは。
Windows プラットフォーム サポートチームです。

本日は、Windows Server 2012 以降の OS 標準 NIC チーミング (LBFO : Load Balancing and Failover) 構成時の注意点について取り上げます。

– 現象
LBFO を構成したサーバー上で、ルーティング (RRAS) の機能を有効にし、リピータハブに接続するとパケットがループする現象が発生します。
例えば、下図のような構成では、以下の順番でパケットが処理されるため、結果、パケットがループします。

1. 送信元サーバーから宛先サーバーに対して、パケットを送信します。
2. LBFO を構成したサーバーが、リピータ ハブから転送されたパケットを受信します。
3. LBFO を構成したサーバーでルーティングが有効となっている場合は、宛先 MAC アドレスが自身の NIC の MAC アドレス宛てではないパケットもルーティング処理します。
4. ルーティングされたパケットがリピータ ハブからさらに転送されて自身で受信するため、パケットがループします。

lbfo

 

– 原因

LBFO で NIC チーミングを構成 (チーミング モード:スイッチに依存しない) した場合は、
LBFO における仮想アダプターの MAC アドレス宛てのパケットを、メンバー NIC で受信する必要があるため、プロミスキャス モードで動作します。
そのため、宛先 MAC アドレスが異なるパケットについても、物理 NIC で受信する動作となるため、その後、TCP/IP のレイヤでパケットが処理されます。
もし、LBFO を構成している環境でルーティングの設定を行っている場合は、宛先 MAC アドレスが異なるパケットもルーティング処理の対象となります。

 

– 対応策
LBFO で構成した複数の NIC をリピータ ハブに接続しないようにご注意ください。

以上、今回は NIC チーミングにおける動作モードについて、ご説明いたしました。

 

「本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。」


Viewing all articles
Browse latest Browse all 186

Latest Images

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

Trending Articles



Latest Images

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

赤坂中華 わんたん亭

<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>